マウントを取る人の心理とは?特徴や末路、うざいと感じたときの対処法を考える

マウントを取る人が自分の経験や優位性を話し、相手が困った表情を浮かべているイラスト。マウントを取る人の心理や特徴、対処法を表現したブログのアイキャッチ。 無意識の行動・癖

「それくらい普通にできるでしょ」

「私はそんなことで悩んだことないけどな」

「それ、知らないの?」

何気ない会話の中で、なぜか自分の方が下に置かれたように感じる。

こうした、相手より自分の方が上だと示すような言動を「マウント」と呼ぶことがある。

マウントを取られる側からすれば、単に自慢話を聞かされる以上に、「なぜわざわざ人より上に立とうとするんだろう」と不快に感じるものだ。

では、マウントを取る人は、なぜそんな行動をするのだろうか。

この記事では、マウントを取る人の心理や特徴を考えながら、職場などでマウントを取られたときに、どう距離を取ればいいのかを人間観察の視点から考えていく。

マウントを取る人にはどんな特徴がある?

マウントを取る人には、会話の中で相手との間に優劣を作ろうとする傾向がある。

例えば、相手が「最近○○を始めた」と話したときに、

「私なんてもっと前からやってる」

「それくらい普通じゃない?」

と返す。

本来なら「へえ、どうだった?」と話を広げることもできる。

それなのに、わざわざ自分の方が詳しい、自分の方が経験している、自分の方が優れていると示す情報を足してくる。

ここに、マウントを取る人の特徴が表れているように見える。

会話の中に、わざわざ「勝ち負け」を持ち込むのだ。

普通の会話は、情報を交換したり、お互いの経験を共有したりするものでもある。

ところがマウントを取る人にとっては、相手の話が「自分の方が上だと示すための材料」になってしまうことがある。

また、相手の話を最後まで受け取らず、「でも」「いや」「私の場合は」とすぐに自分の話へ持っていくこともある。

▶︎ 人の話を否定する人はなぜ否定する?心理や特徴、対処法を人間観察の視点から解説

相手が話題を提供したはずなのに、いつの間にか「自分の方が詳しい」「自分の方が大変だった」という話に変わっている。

さらに、相手が誰であっても、自分の方が上だと示せる隙を探すような態度が見られることもある。

相手との関係を、対等なコミュニケーションよりも「自分がどの位置にいるか」で捉えている。

この部分に、マウントを取る人の特徴が表れているのかもしれない。

▶︎ 人によって態度を変える人の心理とは?相手によって態度が違う人の特徴

なぜマウントを取る?その心理とは

では、なぜわざわざ相手より上に立とうとするのだろうか。

その背景には、自分の価値を確認したい心理があるのかもしれない。

「自分の方が知っている」

「自分の方ができる」

「自分の方が経験している」

そうやって人との比較を通して、自分の立ち位置を確かめる。

つまり、マウントを取る行動は、相手を下げることそのものよりも、自分が上にいることを確認するための行動とも考えられる。

そのため、自分の価値を自分だけで確信できない場合、他人との比較によって「自分の方が上だ」と確認しようとすることもある。

「負けたくない」

「下に見られたくない」

「自分の方が優れていると思われたい」

そんな気持ちが強くなるほど、会話そのものよりも、相手との位置関係を気にするようになる。

すると、本来は優劣のない話題でも、

「この会話では、自分と相手のどちらが上なのか」

という見方になってしまう。

マウントを取る人の心理を考えるとき、ここはかなり興味深いところだ。

相手を下げることが目的というより、自分が上にいる状態を作ることで安心しようとしている可能性があるからだ。

マウントを取る人が「うざい」と感じられるのはなぜ?

マウントを取られて「うざい」と感じるのは、単に自慢話を聞かされるからではない。

例えば、

「自分はこういう経験があるよ」

という話なら、単なる経験談として聞くこともできる。

ところが、

「そんなことも知らないの?」

「私なら普通にできるけど」

のように、相手との間に優劣を作る形になると、不快感が生まれる。

自分は普通に会話をしているつもりなのに、突然相手が「上と下」という構図を持ち込んでくるからだ。

つまり、

「自分の価値を上げるために、こちらの価値まで下げられているように感じる」

から、マウントはうざく感じられるのかもしれない。

だからこそ、マウントを取る人を見ていると、「なんで普通に話せないんだろう」と感じる。

会話は本来、どちらかが勝つためのものではない。

それなのに、そこへ勝ち負けを持ち込む。

この「平凡な会話に優劣を作る」という行動そのものが、相手に嫌な印象を与えているのだろう。

「マウントを取る人を黙らせる」必要はある?

ここで大切なのは、マウントを取る人を「黙らせる」ことを目的にしないことだ。

「いや、それならこっちの方が……」

「私だって……」

と張り合えば、結局は相手が作った優劣のゲームに参加することになる

相手が勝ち負けを作ろうとしているからといって、自分までそこに乗る必要はない。

マウントを取る人への対処法

マウントを取られたとき、最も大切なのは、相手の作った優劣に付き合わないことなのかもしれない。

例えば、

「そうなんですね」

「へえ、詳しいですね」

くらいで、その話を受け流す。

ここで自分の実績を持ち出して対抗する必要はない。

むしろ、相手が「自分の方が上だ」と示そうとしているところに、こちらが淡々と返せば、そこで比較そのものが成立しなくなる。

相手が一人で勝負を始めても、こちらまでその勝負に参加する必要はない。

これはマウントへの対処として、かなり重要な考え方だと思う。

また、職場などでどうしても関わらなければならない相手なら、必要以上に自分の情報を渡さないことも大切だ。

仕事に必要な会話はする。

しかし、プライベートな話や自分の実績、悩みなど、比較材料になりそうな情報まで積極的に渡す必要はない。

そして、できる範囲で距離を置く。

相手を変えようとするより、

「この人とは深く関わらない」

と自分の中で線を引いてしまう方が、精神的な負担は少なくなる。

何より大切なのは、自分までマウントを取る人にならないことだ。

マウントを取られると、「じゃあこっちもマウントを取ってやろう」と思うことがある。

でも、それをやれば、

「人より上に立つことで自分の価値を確認する」

という相手と同じゲームに参加してしまう。

相手がどんな態度を取るかと、自分がどう振る舞うかは別の話だ。

自分はどういう人間でいたいのか。

その軸まで相手に合わせる必要はない。

マウントを取る人を変えるより、自分の土俵を守る

マウントを取る人を見ていると、「なぜこの人は、わざわざ人より上に立とうとするんだろう」と感じる。

そこには、自分の価値を確認したい気持ちや、人との比較によって安心したい心理が隠れているのかもしれない。

ただ、マウントを取られた側まで、その勝ち負けに付き合う必要はない。

「自分の方が上だ」と証明し返せば、一時的にはスッキリするかもしれない。

でも、それでは相手と同じ土俵に立つことになる。

大切なのは、相手がどう振る舞うかではなく、自分は人とどう接するのかという軸を持っておくことなのだと思う。

必要なら距離を置く。

必要な会話だけする。

比較に付き合わない。

マウントを取る人を黙らせることより、その人の言動に自分の気持ちまで振り回されないことの方が、長い目で見れば自分のためになる。

人間関係では、相手を変えることより、自分がどの土俵に立つかを選ぶことも大切なのかもしれない。

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