話している途中で話を遮られたり、最後まで聞かずに結論だけを求められたりした経験はないだろうか。
「最後まで聞いてほしいのに。」
そう感じて、モヤモヤしたことがある人も多いはずだ。
では、なぜ話を最後まで聞けない人は、途中で口を挟んでしまうのだろうか。
この記事では、話を最後まで聞けない人の心理や特徴を、人間観察の視点から解説していく。
話を最後まで聞けない人はなぜ遮ってしまう?
話を聞く
↓
途中で「分かった」と思う
↓
続きを予測する
↓
最後まで聞かない
↓
自分の解釈で会話を進めてしまう
結論を急ぎすぎる
話の途中で、
「つまり〇〇でしょ?」
と言う人がいる。
本人は理解が早いと思っているのかもしれない。
しかし実際には、相手が何を伝えたいかより、自分が早く理解したい気持ちを優先している。
「早く結論を知りたい。」
そんな気持ちが強いほど、最後まで聞く前に答えを出してしまう。
自分の考えを話したい気持ちが強い
人は、
「話すこと」
よりも、
「最後まで聞くこと」
の方が難しい。
相手の話を聞いている最中でも、
「これを言いたい。」
「それ知ってる。」
「違う違う。」
と、自分の考えは次々浮かんでくる。
さらに、一度頭に浮かんだことは忘れたくない。
だから、「今言わないと忘れる。」という心理が働き、相手の話を最後まで待てなくなる。
その結果、自分では悪気がなくても、話を遮ってしまうのだろう。
相手の話を「予測」で聞いている
話を最後まで聞いて理解しているつもりでも、実際には途中から
「この人はこう言いたいんだろう。」
と予測しながら聞いていることがある。
つまり、
10聞いて理解するのではなく、
3聞いた時点で残り7を頭の中で作ってしまう。
だから、
「もう分かった。」
となる。
しかし、その”分かった”は、相手の話ではない。
自分の頭の中で完成させたストーリーなのだ。
その結果、
「いや、そこじゃない。」
というズレが生まれる。
“理解している”のではなく、“理解したつもり”になっているのである。
なぜ話を最後まで聞かれないとイライラするのか
話を最後まで聞いてもらえないと、イライラする人は多い。
例えば、
- 話の途中で「つまり○○でしょ?」と遮られる
- まだ説明している途中なのに質問される
- 最後まで聞けば分かる内容なのに口を挟まれる
こんな経験はないだろうか。
人は「自分を理解してほしい」という欲求を持っている。
だから、自分の話が途中で遮られると、
「最後まで聞いてもらえなかった。」
「ちゃんと理解しようとしてもらえなかった。」
と感じ、ストレスになりやすい。
さらに厄介なのは、話を遮る人ほど、自分では
「理解が早いつもり」
でいることだ。
しかし、話している側からすると、まだ説明の途中であり、その質問や結論はこのあと話す予定だった内容であることも少なくない。
そのたびに説明の流れを止められ、同じ内容を途中で説明し直さなければならない。
話す側は、自分の中で組み立てていた順番を崩されるため、
「最後まで聞いてから質問してほしい。」
と感じるのだろう。
話を最後まで聞けない人は、「理解が早い人」ではなく、「理解が早いつもりの人」と受け取られてしまうこともある。
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人を見る力として考えると
今回見るべきなのは、「話を最後まで聞かない」という行動そのものではない。
本当に見るべきなのは、
その人が「相手を理解したい人」なのか。
それとも、
「自分が理解したい人」なのか。
ということだ。
話を最後まで聞く人は、相手の考えや気持ちを理解しようとしている。
一方で、途中で話を遮る人は、自分の中で早く結論を出したい気持ちが先に立っていることが多い。
それが「いつも」「誰に対しても」続いているのであれば、それはその人のコミュニケーションの取り方そのものなのかもしれない。
話し方は人それぞれ違う。
しかし、「聞き方」は、その人が相手をどれだけ尊重しているかが表れやすい。
人を見る力とは、話す内容ではなく、「聞き方」を見ることだ。


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