謝らない人はなぜ謝らない?心理や特徴、付き合い方を人間観察の視点から解説

白黒の線画イラスト。上部には、左から順に「でも…」と言いながら困惑する男性、指を差しながら「だってそっちが…」と言い訳する男性、腕を組んで「絶対に謝らない」と心の中で考える男性の3人が描かれている。中央から下部にかけて、黒い太字と黄色のアクセントカラーで「謝らない人は なぜ謝らない?」と書かれ、その下に「心理や特徴を人間観察から解説」というサブタイトル、最下部には黄色い帯が配置されている。 無意識の行動・癖

明らかに相手に非があるのに、なぜか謝らない人がいる。

「ごめん」の一言があれば済む話なのに、言い訳をしたり、逆にこちらを責めてきたりする。

そんな相手と関わっていると、「なぜこの人は謝らないんだろう」とイライラすることもあるだろう。

では、謝らない人は本当に「悪いと思っていない」のだろうか。

この記事では、謝らない人の心理や行動パターン、接し方を、人間観察の視点から考えていく。

謝らない人はなぜ謝らない?

自分に非がある

謝る必要がある

「でも自分だけが悪いわけではない」

言い訳・反論が始まる

謝らない

自分が悪いと認めるのが嫌

謝るということは、「自分に非があった」と認めることでもある。

だから、プライドが高い人や、自分の評価を下げたくない人ほど、謝ることを嫌がる傾向がある。

例えば、

「でも、そっちも悪かったよね」

「そんなつもりじゃなかった」

「普通はそうするでしょ」

など、謝る前に自分を守る言葉が出てくる

問題なのは、自分の非を認める前に「自分は悪くない」という方向へ話を持っていこうとすることだ。

本人からすれば、自分を守っているだけなのかもしれない。

けれど、周囲から見ると、

「この人は絶対に自分から折れない」

「何かあっても謝らない人」

という印象につながってしまう。

謝るより「自分は悪くない理由」を探している

謝らない人を見ていると、ある違いに気づくことがある。

本来なら、

「自分のどこが悪かったんだろう?」

と考える場面で、

「なぜ自分は悪くないんだろう?」

という方向に思考が向いているのだ。

同じ出来事が起きても、

「自分にも悪いところがあったかな」

と考える人と、

「自分は悪くないよね」

と考える人では、その後の行動が変わってくる。

前者なら、自分の行動を振り返ることができる。

「次はこうしよう」と考えれば、同じトラブルが起きる可能性も減っていく。

一方で、毎回「自分は悪くない」と考えてしまえば、そこで自分の分析が止まってしまう。

何が悪かったのかを振り返らなければ、同じことを繰り返しても、その原因を自分の中に見つけることができない。

つまり、謝らないことそのものよりも、自分の行動を振り返る機会を失っていることの方が問題なのかもしれない

謝罪には、相手との関係を修復する意味だけではなく、自分の行動を振り返るきっかけという側面もある。

その機会を避け続ければ、自分の行動を修正する機会も少なくなってしまうだろう。

謝ることを「負け」だと思っている

世の中には、

「先に謝った方が負け」

「折れた方が負け」

「自分から謝ったら相手に負けを認めることになる」

という感覚を持っている人もいる。

そのため、明らかに自分に非があったとしても、最後まで譲らない。

ただ、ここにも別の見方ができる。

「先に謝ったら負け」と考えることもできる一方で、

「先に謝れる方が大人だ」

と考えることもできる。

同じ「謝る」という行動でも、

「負けたから仕方なく謝る」

と捉えるのか、

「自分にも非があったから、こちらから関係を修復しよう」

と捉えるのかで、その意味は大きく変わってくる。

だから、謝ることは本当に「負け」なのだろうか。

むしろ、自分のプライドよりも相手との関係を優先して、先に「ごめん」と言える人の方が、精神的には余裕があるとも考えられる。

謝らないことに固執しているのか。

それとも、自分の非を認めた上で、必要なら謝れる人なのか。

ここにも、その人が自分のプライドとどう向き合っているのかが表れるのかもしれない。

謝らない人にイライラするのはなぜ?

「別に大したことじゃないのに、なんでそんなに謝りたくないの?」

そう感じることがある。

こちらとしては、「ごめん」の一言で終わる話なのに、相手は言い訳を始める。

しかも話しているうちに、なぜかこちらにも非があるような話になっている。

こうなると、問題そのものよりも、自分の非を認めようとしない態度にイライラする。

「もうこの人とは関わりたくない」と感じるのも、無理のないことなのかもしれない。

だからこそ、相手を無理に謝らせることよりも、その人がその後どう行動するのかを見ることが大切になる。

謝らない人への接し方・対処法

相手に謝らせることを目的にしない

謝らない人を無理に謝らせようとすると、

「でも、そっちも悪かったよね」

「だから謝るほどのことじゃない」

と、さらに言い訳や反論が増えることがある。

そこで、相手から「ごめん」を引き出すことにこだわりすぎない。

一歩引いて、

「この人は自分の非を認められる人なのか」

を見る。

そして、その場で謝ったかどうか以上に、その後の行動が変わるかを観察する。

謝罪の言葉がなくても、次から同じことをしなくなったのであれば、少なくとも自分の行動を見直した可能性はある。

反対に、口では謝っていても、同じことを何度も繰り返すなら、言葉だけでは判断できない。

「謝ったか」より「行動が変わったか」。

ここを見る方が、その人を理解するうえでは重要だ。

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同じことを繰り返すなら距離を置く

問題なのは、謝らないことそのものよりも、自分の行動を振り返らないまま同じことを繰り返すことだ。

何か起きるたびに言い訳をする。

相手や周囲のせいにする。

自分から折れることがない。

そして、注意しても行動が変わらない。

ここまで続くのであれば、それは一時的な感情ではなく、その人の行動パターンになっている可能性がある。

そういう相手に対して、こちらが何度も「なぜ謝らないのか」と考え続けても、疲れてしまうだけだ。

相手を変えることより、自分がどこまで関わるのかを決める。

必要であれば距離を置く。

それも、謝らない人と付き合うための一つの方法なのだろう。

人を見る力として考えると

謝らないことを続けている人は、必ずしも何か大きな出来事によって「痛い目を見る」とは限らない。

むしろ、少しずつ周囲の反応が変わっていくのかもしれない。

何か問題が起きても謝らない。

言い訳をする。

相手や周囲のせいにする。

そんなことを繰り返していると、周囲から少しずつ、

「この人に言っても無駄」

と思われるようになる。

すると、注意されなくなる。

一見すると、揉め事が減って平和になったようにも見える。

しかし実際には、信頼されなくなっただけなのかもしれない。

人は、何か失敗したときに素直に謝れる人には、

「次は大丈夫だろう」

と、もう一度チャンスを与えやすい。

一方で、何をしても謝らず、自分の非を認めない人には、次第に重要なことを任せなくなる。

相談されなくなる。

期待されなくなる。

そして気づいた頃には、周囲との距離ができている。

これを「因果応報」と呼ぶこともできるのかもしれない。

ただ、今回見るべきなのは、「謝らない人は最後に痛い目を見る」という話ではない。

本当に見るべきなのは、自分に非があったとき、その人がどう向き合うのかということだ。

すぐに謝れる人もいれば、まず言い訳をする人もいる。

さらに、

「自分の何が悪かったのか」

を考える人もいれば、

「自分は悪くない」

という理由を探す人もいる。

この違いには、その人が失敗や責任とどう向き合うのかが表れやすい。

自分の非を振り返る人は、失敗から学ぶことができる。

「次はどうすれば同じことを起こさずに済むか」

を考えられるからだ。

一方で、毎回相手や周囲に原因を求めてしまえば、自分の行動を振り返る機会がなくなる。

その結果、同じような問題を繰り返す可能性も高くなる。

そして、相手を見るときは「謝ったか、謝らなかったか」だけで判断する必要はない。

その後、何が変わったのか。

「謝る人か、謝らない人か」を見るのではなく、

自分に非があるとき、どう向き合う人なのかを見ることが重要だ。

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